出っ歯矯正の治療方法

出っ歯矯正の治療方法についてケースごとにいくつかまとめたページです。

典型的なものは、上あごの前歯と下あごの前歯が1センチほど離れている状態のケースです。 このとき、口を閉じた状態で正面から見たときに下の前歯があまり見えなくなっています。

正常な状況だと、上あごの前歯が下あごの前歯に接触した時点で、下あごの前歯の萌出が停止するのですが、上顎前突の場合、上と下の前歯が接触しないので萌出が停止してくれません。 そして前歯が突出していくため、唇が閉じづらく、いつも口が開いているか、もしくは意識しないと口を閉じることができない状態になります。

横からみると口を尖らせた形になってしまうので、いつも怒っている人だと思われてしまうこともあります。

一般的な歯列矯正治療の流れ

出っ歯矯正治療

もっともポピュラーな方法です。子供のころ歯列全体に矯正装置をつけていた同級生が数人いたのではないでしょうか。アレです。

歯の表面にブラケットという小さな装置を取り付け、そこにワイヤーを通してゴムを固定し、ゴムの張力をかけ続けることで歯並びを変えていきます。

  1. 矯正相談
  2. 精密検査・分析・診断
    レントゲン、歯型、顎運動の解析装置などを使って、コンピュータで精密な分析を行う。約1時間。
  3. 治療計画の説明を受ける。
    費用、治療期間、使用装置などの説明と交渉
  4. 装置を装着し、実際に歯を動かしていく
  5. 保定(改善された歯並びが元に戻らないように一定期間固定する)
  6. 保定期間が終われば終了。

矯正装置には、おなじみの金属製のもの、目立ちにくい透明のもの、歯の裏側に取り付ける見えないタイプのものがあります。

 

マウスピース矯正

マウスピース矯正マウスピース矯正は、出っ歯やすきっ歯に有効な比較的新しい矯正法です。

マウスピース矯正では金属の金具やワイヤーを使わず、透明なマウスピースを入れておくだけになります。金具の矯正の際に伴う痛みがないことと、口の中が傷つかないことがメリットとして挙げられます。目立つ矯正器具をつけないでいられる、というのも大きいかもしれません。食事の時などは、取り外し可能です。

部分矯正の場合、3か月程度を目安に歯を動かします。費用は状態によりますが、出っ歯やすきっ歯の簡単なもので15万円から30万円程度です。

オールセラミッククラウン法

オールセラミッククラウン

オールセラミッククラウン法は、歯根を残して歯を削り、オールセラミックスの歯をくっつける方法です。要するに差し歯です。差し歯の形、方向で出っ歯に見えないようにするやり方です。

流れとしては、

  1. 不揃いな歯並びを改善するために必要な歯を削る
  2. セラミックスをくっつける土台を作る
  3. 歯の色をチェックしておいて、仮歯をはめる
  4. 1週間ほど待つ
  5. 歯科技工士が新しい歯を完成させる
  6. 仮歯を外して、完成歯をはめて終了

というような感じです。土台にも金属を使わないので長く使っても自然な状態を保てます。歯科金属アレルギーのある方や、通院回数を少なくしたい方にとっておすすめの方法です。一本10万円くらいです。

インプラント法

インプラント1 インプラント2

インプラントは人工歯根と呼ばれるものです。ネジのような歯根を埋め込んで土台を作り、そこに人工歯をはめます。歯が抜けてしまった人や、短期間で歯並びを改善したい人に向いています。

一本あたり(人工歯根部分だけで)最低でも20万円以上はかかるかと思われます。

※インプラントのモデルの画像はウィキペディアより引用