審美歯科体験記Aカウンセリング|出っ歯矯正情報館

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審美歯科体験記A

来院当日、私は一時間早く着いてしまい、近場をうろうろして時間をつぶした。15分ほど前にクリニックに入ろうとすると、クリニックから電話がきていることに気づいた。

履歴を見ると30分前だった。さすがにこのタイミングで催促のрニいうの少しウザい感じがした。車の営業かよ。若い女の子の当日ドタキャンが多いんだろうか?

クリニックは美容外科と審美歯科が一体化していた。 ビルの上階にあり、奥に向かって細長いつくりになっている。受付があり、廊下沿いに簡易的に仕切られた小部屋(待合室)が右側に続いている。

患者はそれぞれ個室に通される。個室である理由を私はぼんやり考えてみた。

  1. 美容外科にきている時点で非常にデリケートな精神状態になっているはずだし、誰にも会いたくないという患者の心理を配慮して。
  2. 患者同士での会話をクリニックは避けたい。不満や悪評が広まるのはクリニックにとって非常に都合が悪い。客に余計な情報を与えるのは商売上利口ではないから。
  3. 同じ症例でも、儲けのために異なる治療を施す場合があり、それが発覚して問い詰められるのはクリニックにとって非常にまずい。

ちょっと穿った見方かもしれないが、こんなところだろうか。

最初に事務員との面談でおおまかな内容の取り決めをした。素材の種類と料金、どうしたいか、などなど。私は2本でやりたいと言った。

質問はあるかと聞かれて、医療費控除は適用されるのかと聞いた。彼女は適用されないときっぱり言い、私は少し不安になった。

控除額の金額自体はたいした問題ではないが、医院によっては適用されるものがされないとなると・・・なにか後ろめたいことでもあるのかと勘繰ってしまう。

事務員の次は院長との面談になった。

30代半ばの女性で、HPに写真も載せている人だった。ブログまで丁寧に書いていた。ブログの印象は若干キャピキャピした感じで、内容はセレブ生活を愉しんでるといったようなものだった。

院長は入ってくるなり
「○○さ〜ん、2本はちょっと難しいわねえ〜。」
といきなり言った。私は正直、なんだこいつは?と思った。高圧的で手馴れた印象はブログと違いすぎだ。

3本ならうまくいくとのことだったが、その理由は隣の歯と重なってしまうからというものだった。ちょっと見ただけでそんなことがわかるのだろうか?彼女はホントに2,3秒見ただけなのだ。

私は営業経験者なので強引なセールストークを見抜く嗅覚が常人よりは少し鋭い。彼女はたぶんいつものセールスをしているだけだ。私は「ここは病院ではなく歯という高額商品の販売をする場所なのだ」とはっきりと理解した。

ただ、流れ作業のようなセールストークが続いても時間のムダだし、だらだら話して結局断るのもよくないため私は、「2本で無理ならやめる。」と話を遮るようにきっぱり言った。

院長は、私のセリフを受けてセールストークをシフトした。とりあえず3本でのごり押しをあきらめ、2本でもできなくはないと言い出した。契約無しで帰られるのを恐れて疑念を払う方向に変えたようだ。

「2本でもできなくはないですよ。○○さんが綺麗と思えばそれで大丈夫です。医師から見てカンペキでなくても○○さんが気に入れば成功ですからね。」
「とりあえず、2本削って仮歯を入れます。その状態を見ておかしければ、3本じゃないと難しいとなれば3本にっていう形でも大丈夫。2本でもできなくはないよ。○○さんはいいと思うかもしれない。」

なんだか奥歯にものの挟まったような言い方だった。

院長は、最初に3本をすすめた手前、話の辻褄を合わせるために、2本で進めた際にわざと不恰好に仕上げるかもしれないと私は考えた。

ここからは賭けになる。クリニックの経営方針はともかく、この先生は根っからの悪人ではないような気もする。治療をあえて悪くするということまでするだろうか?あるいは、あえて不恰好にすることでもう一本の契約を獲ろうとするだろうか?

私にはわからなかった。しかし、ここで断って同じような手間を他のクリニックでするのかと考えたら気が滅入り、結局契約することにした。

院長は次に、素材について聞いてきた。オールセラミックとメタルボンドだ。オールセラミックは一本13万円ほどである。メタルボンドの倍近くする。

クリニックとしてはオルセラをすすめたいのは当然だ。私はもう議論したくなかった。話を長引くほど嫌な気分になる。

「メタルボンドの方が頑丈と聞いたので、メタルボンドでお願いします。」ときっぱり言った。

院長は、最近はオールセラミックもけっこう頑丈なのよと言ったが、疑念を深める恐れがあると見たのかすぐに引き「じゃあメタルボンドで」となった。

ここまで書いて一見どろどろした駆け引きに見えるが、カウンセリングは終始なごやかなムードだった。だってなんだかんだ言ってもむこうは商売だしね。

院長が退席し、綺麗な事務員の女の子が入ってきて、私は契約した。

クリニックに入ってからずっと契約して当たり前という圧迫感があった。この空気はやはり馴染めない。高額な絵画の勧誘をしている詐欺画廊みたいだ。契約できないと、経営者からかなり詰められるんだろうなと思った。同時に、ここまでオートマティックかつ強引な流れだといずれ問題が起きるのではなかろうかと他人事ながら心配にもなった。しかし、今のところこのクリニックの裁判沙汰はネット上には見当たらない。院長の腕がよくてノーミス結果オーライとなっているのだろうか?

その日は歯形とレントゲンと写真を撮って、内金1万円を払い帰った。2週間以内の契約解除は数万円の罰金、それ以降は全額支払いという念書にサイン&拇印をさせられた。私は嫌儲主義ではないんだけど、ここまでやられると少し引く。

オレは回転寿司で回っている寿司のひとつみたいに、システマティックに治療を受けて、さよならすることだろう。

治療内容がよければ、まあそれでも構わない。

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