審美歯科体験記D本歯作成のための型取り

免責事項

これらの記事は、特定の個人・法人を誹謗中傷する目的で書かれたものではありません。管理人の審美歯科体験によるリアルなレポートが、訪問者にとってなんらかの利益をもたらすであろうとの考えから公開しています。ご了承ください。

また、印象など、管理人の主観による表現・記述が含まれています。それをご理解のうえ、ご覧になるようお願いします。

審美歯科体験記D

クリニックに時間通りに到着したが、相変わらず待たされた。

私は病院の常識というものを知らないのだが、早くて15分待ち、たいてい30分以上待ちのクリニックは普通なのだろうか。審美歯科は審美治療に限定されているのだから、常に大きく予定からずれるのは予定の立て方に大きな問題があるんじゃないの?・・・考える私は考えの浅い素人だろうか。

二日酔いのぼけた頭でそんなことを考えながらしばらく眠っていると、アシスタントに起こされ、治療室に通される。

「次回、歯ができあがるので、今回型取り」「現状の仮歯の状態で問題ないですね」 と言われたが、私はもっと改善できないか提案した。

  • 右の歯が隣の歯と重なってるのがなんとかならないか
  • 前歯だけが歯茎より前に膨らんだような形になっている。これが不自然に見えるので改善可能か。

アシスタントの女性はかなり戸惑った表情になった。想定外だったようだ。私は、「無理ならいい。できるならやってほしい」とつけ加えた。
今先生が来ますのでとそそくさと出て行く。

しばらくして前回の医師が現れた。 かなり不快そうな表情だ。

彼女は来るなりこう主張した。

  • 歯が重なるのは、その隣の歯が引っ込んでるから。横の歯にあわせると平行でなくなる。
  • 仮歯だけが歯茎より前にふくらんでいるのは歯磨きの仕方が悪いから

歯磨き?なんじゃそりゃ。しかも話が微妙にかみ合っていない。
歯磨き?と聞くと言い訳のように「仮歯は素材が弱いから厚くなる。本歯はもっと薄くなるから」と言った。

相手が素人だと思ってちょっと適当にしゃべりすぎじゃないのか。

そもそも私は隣の歯にあわせて欲しいと考えているわけではない。歯は常に動くものらしいから重なってお互い邪魔しあっている状態がなんとなく望ましくないと思っただけだ。

それに、重なるかどうかは歯の形と幅の問題で、平行うんぬんは歯の前後の位置の調整の問題だ。しかし、二日酔いのボケた頭で私はうまく説明することができなかった。また、何か言うたびに「はぁ?」みたいな攻撃的な表情で聞かれると討論のような雰囲気になり意思疎通から遠くなる。

私はだんだん腹が立ってきた。

この医師は想定外の出来事と予定が崩れるのがそんなに気に入らなかったんだろうか。忙しいのはわかるが、私は別に ”この日は文句を言わずに型取りします”などと約束していたわけではない。だいいち審美治療なんだからこちらの要求を伝えるのは当然だ。

それにしても、取ってつけたような適当なセリフが多すぎる。甘く見られている証拠だろう。不快感は増すばかり。

私は眠気と討論のうっとうしさから「できる限りでいい。できないならそのままでいい。」と話し合いを打ち切った。

医師は答えずにむっとした表情で治療を始めた。

最初に麻酔が行われ、仮歯をカンカン叩いて取る。

途中で左の歯の根が欠ける。医師は軽く謝ったが、謝ったことが間違いであるかのように左の差し歯の期間が長かったことで弱っていたからだと言い直した。

おい・・・ホントか?こちらはまな板の鯉状態で真相はわからない。うなずく以外に何もできない。左の差し歯が脆いことで土台が弱くなるため、左右の差し歯はくっつけた状態で作成されることになった。

さらに下の歯の位置が変わった、とのことで型を新たに取り直していた。?
この一ヶ月そこらで下の歯列が変わる?オレの下顎の歯列はぎゅうづめで隙間がないのだが、動くとはどういうことなんだろうか。しかしその話もそれ以上続かない。

私は妙なことをされたくないので、できるだけ和やかな雰囲気を保つよう努めることした。しかしオレが気を遣っているのはどうも納得がいかず、今度は自分に腹が立ってくる。

治療は型取りと同時に行われ、かなりの時間を要した。特に左の歯の歯根と歯茎いじりが長かった。麻酔は効いていたのだが、歯茎の肉をひたすら押されているのが痛痒く、嫌な気分だった。

アシスタントの子は私を怒らせないようにやや気を遣っている感じに見えた。オレのムカつきが伝わったのだろうか。

治療が終わり、型取りに使ったチューブのカスが口についていたので、それを取るように手鏡を渡される。

カスを取り、手鏡を返すと、「あ、いいですか?」と医師に聞かれる。

カスが取れたのかという意味かと思い、私は「はい」と答えたが、この質問は「この仮歯の仕上がりでいいですか?」という意味だったようだ。

医師は自分でやったにもかかわらず仕上がりに納得していなかったのか、私の「ハイ」というあっさりした返事に少し驚いた様子で、「あ?いいですか。」といった。そして「歯が出来上がるまでに3週間ほどかかるから、次回の通院はかなり先になる」と素早く説明し、そそくさと逃げるように部屋を出て行った。

アシスタントは若干きまずそうに「次回は歯が出来上がってきます。歯はあまり乱暴に使わないように」と言って受け付けに誘導する。左の歯の根が欠けたのはオレのせいだと強調したかったんだろうか。

このとき私は、まだちらっとしか見ていない現在の仮歯の仕上がりで、本歯が作成されることに気づいていたが、ちょっと待てもうちょっと歯をよく見せてくれといえなかった。少し情けないが、そういう雰囲気だったのだ。ここで待ったをかけるのは非常に勇気がいる。仮歯の作り直し、型の取り直しとイチから始めなくてはならない。

それに私はこのとき、このクリニックとの関わりをできる限り早く終わらせたいという気持ちだった。グダグダもめながら泥沼状態で長引いても仕上がりがよくなるという保証はない。

家に帰り、歯の状態をまじまじとチェックしてみると、心配していたほど悪くはなかった。

最終調整、型取り

出っ歯矯正出っ歯矯正出っ歯矯正

下の歯並びが悪いので右の歯がかなり斜めになって見えるが、許容範囲だ。歯だけ見ると変だが、顔全体で見ると印象は悪くない。
自分の表情で最も多いと思われる、口を少し開けた状態での印象はかなりよくなったと思う。すこし笑った時の口元の印象もまあまあ。
歯をむき出しにして大笑いした時に少し違和感があるが、そんなにまじまじと見る人はいないだろう。モデルじゃないし。歯の重なりはほとんどなくなった。あとは写真のとおり。

ただ、かなり気になるのは痛み。仮歯を入れた歯茎がちくちく痛い。治療から2週間経った今でも少し痛い。あと、下の歯と仮歯がけっこう頻繁にぶつかる。なるべく下顎を前に突き出さないように習慣を修正しようとしているけど、100%当たらないようにするのはほぼ無理みたいだ。

技工士が仕上げた歯の形を変更するのは無理だろうけど、かみ合わせの調整くらいはできるだろう。次回はそれを言おう。うまくいけば治療終了になるだろう。

審美歯科体験記E本歯入れ、最終調整へ